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 下野市の犬と猫の専門クリニック。やまざき犬猫病院です。

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症例紹介Case Reports

猫の上腕骨複雑骨折

飼い主不明の交通事故に遭った子猫の上腕骨骨折です。この他に大腿骨骨折、脊椎骨折などもあり最悪の状態でしたが、上腕骨と大腿骨の整復固定を実施しました。上腕骨は、術前画像の通り複雑に折れた斜骨折で簡単にはいきませんでしたが、ワイヤリングと創外固定法を組み合わせてチャレンジしました。結果は、術後の画像の通り何とか無事に固まってくれました。現在は脊椎骨折の後遺症で、後躯麻痺と排尿排便障害があるため、膀胱と結腸圧迫により1日2回排泄補助をして、元気な当院の一員として入院室を賑わせています。

犬の大腿骨遠位端骨折

生後5ヶ月の時に車に撥ねられてしまいました。気胸と胸腔内出血もあり、事故から4日後になって容態が安定してからの手術になりました。膝関節のすぐ上の非常に固定しにくい部位でしたが、手術用電動ドリルの威力で、短時間で非常にうまく固定することが出来ました。幸い温和しい性格の子でしたので、オーナー様の管理も比較的順調に出来、術後2ヶ月で避妊手術の時にピンも抜けました。

線路で惹かれてしまう

施設写真

JR宇都宮線間々田駅付近の線路を渡っていて事故に遭ってしまい、フェンスを越えられず、鳴いているところを線路際のお宅に保護されました。幸い当院のかかりつけのお宅だったので、緊急で搬入されましたが、出血多量で瀕死の状態でした。当院の栄養十分の居候猫から血液を提供してもらい輸血と点滴治療で一命を取り留め、状態が安定したところで緊急手術しました。大手術なのでペインコントロールも十分に行い、両後肢膝関節から下と尾端の轢断部分を切除して、縫合しました。当の猫君は元気になってしまうと安静が保てず、後肢の縫合部分が何回もの開き縫合方法の工夫や包帯法のとても有意義な経験をさせてくれました。結局1ヶ月以上入院してしまいましたが、現在は保護されたお宅で、落ち着いて暮らしているそうです。


子宮捻転を伴う蓄膿症

機器写真

11歳の長毛雑種猫の『みいちゃん』で来院時には腹部が破裂しそうな勢いで膨満していました。エコー検査で子宮蓄膿症の診断の元、開腹してみてびっくりでした。片方の子宮が分岐部付近で捻れていて、今にもちぎれんばかりの状態でした。無事に全摘出できてほっとしました。予想通り中身は、血膿で充満していました。



猫の避妊手術

ネコちゃんの避妊手術の縫合を終えたところです。生後5〜6ヶ月位の若齢で、肥満傾向が無いスリムな子は、ご覧の通り術創も1cm前後で3針縫合します。年齢が行って肥満系傾向がある場合は、皮下脂肪が厚く、腹腔内脂肪も増えるため、術野が大変深くなってしまうので傷口も多少大きくなります。腹腔内の血管はすべて凝固シールド止血しますので、糸は使いません。また、腹筋腹膜と皮膚は吸収糸を使用しますので、抜糸もありません。術後は少々大げさですが、腹帯で完全に保護してお返ししています。約1週間で傷は完治いたします。

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Companion Animal Hospital
やまざき犬猫病院

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